自社の強みってなんだろう?

差別化ってどうすれば良いだろう?

その前に、自社の立ち位置、すなわちマーケットを知ること、
自分の市場がどこにあるのかを把握することが重要でしたね


今回はより踏み込んで、
より正確な把握の方法を共有していきたいと思います
business_man_macho


ポジショニングマップ

これまでのようにライバルとの違いが
ビジネスの成否を決めると言っても過言ではありません


自社の商品が他社と何が違うのか?
という点を
お客様の目線で考えて
それを描いてみることが効果的です

その方法として
ポジショニングマップがあります

ポジショニングマップは
自社商品や競合商品などのポジショニング

つまり立ち位置をマトリックス図に表現し
二社と競合との差異を表したものです


野菜飲料のポジショニングマップで説明すると

マトリックス図の縦軸と横軸は
お客様が商品を選ぶときの基準となる項目が記入されています


この例の野菜飲料では
横軸は贈答用や自家用かお客様の購入目的で分類し

縦軸には
産地素材を重視するか味覚を上梓するかで分類しています


このポジショニングマップでは
商品のように贈答用自家用とも
明確にこだわった商品があることがわかります

またこのように
産地や素材にこだわった商品が贈答用にはありますが
自家用は空白地帯に近い状態です


したがって自家用として
産地素材にこだわるユーザー向けに商品を投入すれば
他社にはない魅力的な商品になる可能性があることがわかります


こうしたポジショニングマップを使って
あなたも自社商品と他社商品との違いを発見してみてください


実例

ここでは家具製造でのデザイン旅行例に挙げています

競合と比較しても当社のデザインが優れ
顧客もデザインを重視するというゾーンであり
自社の市場として最も理想的なところです

一方
顧客はデザインを上梓しますが
自社のデザインは共謀と比較し
優位性がないので商品力に乏しく価格勝負に陥る可能性があります


顧客がデザインを重要視していませんから
ここでのビジネスはデザインとは異なる顧客が求める価値を見いだし
商品を投入することが必要になります

これは自社の技術の強みを分析するひとつの例ですが

このような視点で自社の強みや技術を棚卸しし自社を知っておくことが重要です


マーケットで鍛える

またマーケットで鍛えることにより
自社の強みを高めていくという姿勢が大切です


お客様も実際に商品を見て触れることにより
商品の良し悪しが分かるはずです


お客様に商品を評価いただきながら
改善すべき点は改善する

もっと強化すべき点はどこか?
そこを把握し強化していく

そのための顧客とのコミュニケーションを応じて
商品にみがきをかけるという取り組みが大切です


お客様とのコミュニケーションの仕組みを確立している企業は
お客さまとともに勝つメカニズムを持っているという見方もできます


これはライバルが真似をしようとしても
なかなかできないもので自社の強みであり能力と言えます


まとめ

さて今回は
自社の強みを発揮出来る市場の探し方ということについてまとめましたがいかがでしょうか

市場というのは顧客の集合体であり
漠然としたものではありません

同じようなニーズを持っている顧客でグループ化することができます


自社の強みを生かせる、市場を分析するためには
ポジショニングマップは効果的な手法です

事例からもわかるように同じ商品でも強みを生かせる市場は一つではありません


すでにある商品との総体的な強さを見せダメることも大切です


事例では産地素材にこだわった自家用向けの野菜ジュースが
有望商品であることが分かりました


このように強みを発揮出来る市場を選ぶ為にもまず

・技術を棚卸しして自社の強みを知り
・自ら市場に出て自社の強みを生かせる市場を探る

そして
・お客様と一緒に価値をつくっていく
という行為がとても大切なことなのです

ありがとうございました